水道水の塩素は何分沸騰すれば消える?答えは5分!レモンでもいい

水道水の塩素は何分沸騰すれば消える?答えは5分!レモンでもいい

どうも、うおたサバ子です。

このページでは、
水道水を何分間沸騰させれば塩素が消えるかについて書いています。

  • 塩素は何分で消えるのか?
  • トリハロメタンを消すには何分?
  • 塩素を飛ばした水は早めに使い切る
  • 沸騰させずに塩素を取り除くにはレモン?

とかです。

水道水には塩素とトリハロメタンという物が入っていますよね。

塩素ならすぐに消えてくれますが、トリハロメタンが残ってしまうことも。

まぁ、しっかり沸騰すれば取り除く事ができます。

しかし、その時間が重要。

2分くらいグツグツすればいいと思ってません?(._.?)

NONO〜

詳しく見ていきましょう。

塩素を取り除くのに必要な沸騰時間は?

塩素を取り除くのに必要な沸騰時間は?
沸点に達してから5分~6分

そもそも、
水道水の中に塩素が入っている理由は殺菌です。

その水が雑菌類だらけになると困るので、塩素を使って殺菌している訳ですね。

ただ、塩素はあまり体には良くはない。

そこで、沸騰させれば塩素を取り除けるのですが、
1分や2分程度で塩素が全くなくなる訳ではありません。

実は、これについて実験も行われていて、大体5分~6分ぐらいは沸騰させる必要はあるとされています。

先ほどの沸騰時間が2分程度だと、塩素は30%ぐらいしか取り除けないのではないかと。

完全に取り除きたいのであれば、やっぱり6分ぐらいは沸騰させる方が良いですね。

ただ具体的な沸騰時間は、意見は色々あります。

ある大学では4分ぐらいで十分という論文を出しています。

しかし、別の大学では6分ぐらいと主張している。

どちらにしても、2分ぐらいじゃ塩素を完全に取り除くのは難しいということです。

そして塩素ともう1つ、
トリハロメタンです。

トリハロメタンを除去できる沸騰時間は?

トリハロメタンを除去できる沸騰時間は?
15分~20分ぐらい

トリハロメタンという物も、水道水の中には入ってます。

それも、沸騰で取り除く事ができるのです。

ただ塩素と違って、若干時間がかかります。

それは、およそ15分から20分ぐらい。

塩素と比べると、随分長い時間ですね。

(´o`;)

さらに、トリハロメタンはちょっと特殊。

水が沸騰したばかりのタイミングだと、その濃度は高くなってしまうんです。

沸騰し始めてから1分や2分ぐらいだと、濃度は3倍ぐらいに。

だったら水道水を沸騰して2分ぐらいのタイミングは、むしろ逆効果ですね。

塩素とトリハロメタンの両方をしっかり取り除きたいのであれば、
20分は沸騰させ続ける方が良いですね。

長いけれど…

塩素がなくなった水は早めに使うべき

塩素がなくなった水は早めに使うべき
雑菌類が繁殖しやすいから

水道水を沸騰させた後は、あまり長い時間を置かない方が良いです。

例えば、
水道水の塩素が心配だから20分ぐらい沸騰し続けたとしましょう。

だけど、すぐにその水を使うつもりはないので、とりあえず放置。

で、翌日にその水を使う。

という事は、避けるべきです。

その水は、かえって危険。

水道水に塩素が入っている理由は何でしたっけ?

殺菌ですね。

塩素が飛んで管理されていない水は雑菌が繁殖しやすいのです。

雑菌類が繁殖した水を飲んでしまうのは水道水をそのまま飲むより良くない感じがします。

なので水道水を沸騰したらなるべく早く使うべし。

でも「なるべく早め」とは言っても、沸騰直後に水を使うのはあまりよろしくない。

沸騰直後だと、まだ塩素が吹き飛んでいない可能性があるからです。

沸騰してから5分ぐらい経ったタイミングで、水を使う方がいいですね。

沸騰させずに塩素は除去できる?

沸騰させずに塩素は除去できる?
レモン汁やアスコルビン酸を使う

ともあれ、水道水を沸騰すれば塩素を取り除く事はできます。

ただ、「作り置き」はできない。

塩素がなくなった以上は無防備な状態なので、
たとえ冷蔵庫で冷やしていても、水の中に雑菌類が混ざっている可能性があります。

作り置きしないで、すぐに飲むか使うかするべきということです。

なので水道水を沸騰させるやり方は、ちょっと面倒だと感じてしまいます。

何かを飲む度に20分も待てないですよね。

だけど、実は沸騰させなくても塩素を取り除く事があります。

それはレモンです。

レモン汁で塩素が無くなる

レモン汁で塩素が無くなる
コップ一杯に1滴でOK

汁を加えると言っても、大量に入れる必要はありません。

コップ1杯の水道水なら、レモン汁1滴ぐらい。

もしかしたらそれでも多いかもしれません。

何が起こっているのか、それは化学反応です。

レモン汁を加えたとき塩素と化学反応を起こしています。

詳しく書くと、

C6H8O6 + NaClO → C6H6O6 + H2O + NaCl

レモン汁のビタミンC(C6H8O6)が水道水の塩素(NaClO)と反応。
すると、酸化ビタミンC(C6H6O6)と水(H2O)、そして塩(NaCl)が生まれるのです。

3つとも無害なので、水道水は安全な状態になる訳です。

ちなみに加えるレモン汁は、特にこだわる必要はありません。

ビタミンCが重要なので。

(・д・。)ナルホド

少なすぎると塩素が残ってしまいますが、レモン風味の水にしたいのであれば少し多めに入れるのもいいですね。

また、果物でなくてもポッカのレモン汁を使っても効果は同じく期待できます。

合成ビタミンCを加えて塩素を除去する

合成ビタミンCを加えて塩素を除去する
レモンでなくアスコルビン酸を使う

レモンのほかにアスコルビン酸という物もあります。

かなり専門的な物のように聞こえるかもしれないですが、要するにビタミンCの一種。

でもこれは、野菜とかに入っているビタミンCとは違います。

野菜の中にあるビタミンCは天然の物ですが、
アスコルビン酸は合成的な物なのです。

合成的と聞くと嫌な感じですが、天然の物とほぼ変わりません。

その割には、比較的安い値段で買う事ができます。

ちなみに、こんなやつ(リンク先はアマゾンです。でも広告ではありません笑)

では、どうやって使うかというと、通販とかでアスコルビン酸の粉末を買います。

それを水道水の中に加えるだけ。

レモン汁と一緒です。

どれぐらいの量を使えば良いかというと、耳かき一杯分より少ないくらい。

それでも多いかも?

レモン一個がアスコルビン酸20mgに値します。

20mgは大体、耳かき一杯分。

レモン一個=アスコルビン酸20mg=耳かき一杯分

レモン汁ですら1滴でよかったので、とても少なくていいと言うことがわかりますね。

まとめ

ではまとめていきましょう。

  • 水道水の塩素は5分くらいで消える
  • トリハロメタンは20分くらい
  • 塩素を無くすならレモン汁一滴でもいい
  • 塩素がない水は早めに使うべし!

って感じですね。

管理されていれば雑菌も繁殖しにくいですが、目に見えなくて不安です。

やはり、一度空気に触れてしまうと多少の何かは入ってしまいますからね。

そう考えるとウォーターサーバーは便利なものですね。

何分も沸騰させなくていいですかから、好きな時に美味しいのが飲めます。

夜の寝る前なんかもサッと飲めますから!

寝る前の水体にいいんですよ?

あ、よければご参考にしてみてください。

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